こんばんは、Mayutaです(^^)/
気づけば2024年も最終日、今年は前半までは調子が良かったのですが、後半は激しくふらふらしてしまいました。笑
ミャンマー語はその後試験申し込むも受けてなかったり、ウルドゥー語を始めてしまったり、反省すべき点多々ありますが…ま、こんなもんでしょう。笑
韓国語も12月に入ってから少し間があいてしまったので、それぞれぼちぼち勉強続けていきたいと思います。
さて、実は今年の12月初旬からハノイにおりまして、仕事の用事と併せて、ハノイで実施されている方のベトナム語能力試験を受験してきました。ホーチミンでの受験記(☞ベトナム語能力試験(3回目)の結果がきました(/・ω・)/、等)を書いてから早いもので5年…ベトナム語力は果たしてどうなっているのか、というチェックの意味合いも兼ねて。
最近やっているYouTubeの方での少し試験に向かう様子を移していますが↓
早速行ってみましょう(^^)/
1.受験申込について
受験申し込みは毎年スケジュールがUSSH大学ホームページに公開されており、そちらで申込期限と実施日が確認できます(大学ホームページより2024年度版を抜粋☟)。
申し込み方法等もこちらのホームページで確認できますが、試験概要をざっと抜粋すると以下のようなイメージです。
同試験は年数回(2024年は3月,6月,9月,12月の4回)ハノイ国家大学で開催されている試験で、聴解試験・読解試験・筆記試験・口頭試験の4つのパートを1日で行い、結果が6段階で公表される。
2024年時点で受験費用は3,800,000ドン(直近レートで約22,500円)で、直近6か月に60時間以上同校のベトナム語コースに通っている場合は2,500,000ドン(直近レートで約14,800円)で受験可能。
申し込みは一応郵送でも対応してもらえるそうなので、受験費用支払いの問題はあるが、きちんとやり取りすれば国外から申し込んで受験日に向かうことも可能と考えられる。申し込みに必要な書類は、①4cm × 6cmの顔写真2枚、②有効なパスポートコピー、③試験申し込み票、④同大学学生証のコピー(60時間以上の受講者の場合)となる。
試験構成は聴解・読解・筆記・口頭試験の4パートで、口頭試験以外は全てパソコンでの受験となる。
申し込みは試験会場でもある人文社会大学キャンパスまたはVSLと呼ばれている外国人向けのベトナム語コースが提供されている方の校舎の2か所で、いずれもオフィスがあいている時間に訪問して申し込みが可能。
私は今回申し込み最終日の前日にハノイ入りして、翌日VSLの方のオフィスで申し込みを行いました。写真とパスポートコピーとお金さえ持っていけばとりあえず申し込みはできました。
2.試験内容と形式
当日の情報も含めて聴解・読解・筆記・口頭試験の内容は以下のとおりです。
コンピュータベースなので、聴解と読解、筆記試験の第1問は終了後に結果がすぐ表示されます。
また、その場にいる全員が結果のプリントされた1枚の紙に順番にサインさせられるので、その場にいる人全員の点数がオープンになります。笑
そんな環境だったため、隣に座っていた韓国人の男の子から、👍サインと「チャレンネ / 잘했네(≒よくやった!Good job!)」という一言をもらいました。笑
●聴解 (合計55問/60分)
第1パート(15問) :短文応答問題
15問全て質問1文に対して正しい受け答え1文を選ぶ問題になっていました。
人称代名詞が適切に使われているか(Chào bácに対してChào cháu、等)、『お母さんに●●教授を紹介してください』に対して、正しい言い方が判断できるか(Mẹ ơiから始まる文を選ぶ、等)、といった少し変わった問題が出題されていたな、という印象です。
この問題ですが、リスニング試験にもかかわらず、全文問題と選択肢が表示されており、更にリスニング試験終了後20分ほど時間が余るので、恐らくAレベルの受験者の方でも無理なくある程度の点数がもらえるように設けられている措置なのでは…と思います。
確かホーチミンの方の試験でも、コンピュータ方式に移行するタイミングで受験していたのですが、似たようなセッティングになっていたと思います。
ということで、現行形式のままの場合は、聞き落としなどあってもあまり気にせず、後で確認すればオーケーと思われます(;^ω^)
第2パート以降はさすがに内容は書いていないので、見直しの時間は十分ありますが、本文聞き逃したら基本的に即終了です...
第2パート(10問) :短文内容把握問題
第2パートは短い会話の内容から把握できる内容について答える問題です。ここは細かくメモをとったので、せっかくなのでどんな感じの内容だったか残しておこうと思います。一部細かいところ忘れてしまいました…記憶力の限界…
(16) クラスに9人学生がいるけど、今日は2人来なかった
☞ 7人が正解
(17) 週末を除いて毎日何かがある
☞ 平日にしているが正解
(18) 昨日は晴れ、今日は曇り、明日は…
☞ 雨になる、が正解
(19) お姉さんモデルみたいだけど、実は●●の職業
☞ ●●が正解
(20) 数学の本どこにおいたっけ?英語の本と●●に
☞ ●●が正解
(21) 背が高くなったけど、ご飯あんまり食べないから痩せてる
☞ 高くて痩せてるが正解
(22) これからの行動予定について説明
☞ これからすることを選ぶ
(23) 普段はバイクに乗っているけど、今日は壊れてしまったのでバスで…
☞ バスで来たが正解
(24) 週末は普段●●や▲▲をするが、今週末は実家に帰る
☞ 普段週末にしないことは?に対して「実家に帰る」が正解
(25) コーヒーの飲み方の好みについて説明
☞ 冷たいor熱い、砂糖、ミルクを入れるいれないで正しいものを選択
このパートは大丈夫かな、と思っていたのですが、1問間違えてしまっていたようで、(22)番とかで何か選び間違えたかな…と思われます。
第3パート(10問) :中文説明問題
第3パートから1つの設問に対して2問の問題が出てくるので、注意が必要です。また、複数の項目にまたがる選択肢が答えに含まれているものもあり、情報判断がやや難しい場合があるかもしれません。
同じように概要メモしておいたので、残しておこうと思います…!
(26) (27) 彼女ができたことを報告する息子と母親の会話、彼女を今度家族で集まるときに呼びなさい、と指示。
☞ 会話内容と母親が息子に伝えたことが質問。
(28) (29) 子どもの頃の夢と今の夢について友だちとの会話。
☞ ●●になりたかったのはいつの夢? いまの夢は?が質問。
(30) (31) ショッピングセンターで知り合いと会ったときの会話、男性はダナンの旅行のために水着を買いに来ていたらしい。
☞ 2人は今どこで会話しているか? ダナンの好きなところは?が質問。
(32) (33) 医者と患者と思しき2人が話をしている、前日に食べたものやその後何をすべきかという治療の話をしている。
☞ 誰と誰の会話か? 医者が勧めていることは?が質問
(34) (35) オフィスをリフォームしようとしている女性とリフォーム会社の男性の会話。
☞ いま二人はどこにいるか? リフォームの際不可欠なものは何か?が質問
このパートも1問間違えてしまっていて、たぶん最初の息子への指示が「家に呼ぶ」か「ご飯を食べるときにそこに呼ぶ」のどちらかで間違えてしまったのかと…
第4パート(20問) :長文説明問題
このパートから難易度が急に上がった感じがしました。設問の説明が長く、ちょっと早めに選択肢読んでおかないと、現時点では難しかったですね。数字関連の問題で何とか拾うことができたかなとも思うのですが、辛い時間が続きました…
このパートも設問数が異なる点、選択肢の中に複数項目を含む選択肢がある点で注意が必要です。途中別の問題文として紹介されたものの、似たような内容であった部分もあったりしました。
このパートは各設問毎の問題文の概要だけ残しておきます...!
(36) (37) 旅行区の紹介、訪問時の注意点
(38) (39) お茶の医学的効用
(40) (41) ベトナムのある図書館の蔵書数、世界ネットワークについて
(42) (43) ハノイの花市場について
(44) (45) ベトナム企業の奨学金・補助金プログラムについて
(46) (47) ベトナムの世界競争力ランキングについて
(48) (49) (50) ベトナムにおける漢字語、チュノム等について
(51) (52) ベトナムにおける漢字語、チュノム等について
(53) (54) (55) ベトナム人の喫煙習慣について
もう少しベースの聞き取り能力を鍛えないとな…と痛感しました。このパートは14/20ということで、7割程度にとどまってしまいました。
全体の結果は85.5%ということで、まぁまずまずの結果ではありました(´・ω・)
●読解(合計40問/60分)
読解パートは開始後全体を見たときに、長文は5つで割と余裕あるかなと思いましたが、設問の方の分量が多い&本文に書かれてなくないか…というものが多数あり、結局ほぼ時間ギリギリになってしまいました。読解も大問毎のトピックだけ残しておきます。
第1パート(10問) :ベトナムに住むスペイン人の暮らしについて
第2パート(6問) :ベトナムの外国人労働許可について
第3パート(8問) :Gia-Rai族の埋葬風習について
第4パート(8問) :バレンタインデーの歴史について
第5パート(8問) :分子生物学の医学的応用について
明らかに情報少ないんじゃないか?と思ったのが第4パートで、バレンタインデーの由来も部分的に情報が欠けていたり、国別の情報も、質問で問われている内容がほとんど本文に登場しておらず、読解問題としてこれで判断しろというのはちょっとなぁ…と思い、その場で試験監督にもつい言ってしまいました。笑
まぁ、それも含めて実力ですね…結果は85%ということで、聴解と同じような点数でした。
●筆記(合計3題/60分)
筆記試験は合計3題で、第1パートは単語穴埋め形式の問題でした。ここは比較的容易な文章に単語を埋める形式ですので、落ち着いてやればほぼほぼ問題ないかと思います。ここでも消えているべき選択肢の単語がそのまま残ってしまっている誤植がありました。笑
第2パートは『COVID19での経験について、家族に手紙を』というテーマの問題でした。字数制限はないそうですが、試験開始前に試験監督の先生に聞いたところ、第2パートは250字、第3パートは350字あると良いよ、と聞いたので、それに従って書いてみました。
注意点としましては、タイピングしなければならないという点です。普段自分のパソコンでの方式は、数字の所で特殊文字や声調記号を付与する方式のものだったので、開始10分くらいは若干覚束ない手つきになってしまいましたが、スマホでの入力方式と同じだったので、後半はなんとかなりました。
第3パートは論説文形式で『仕事を選ぶこと、について、あなたの経験や意見を述べてください』といった内容の問題でした。
導入部分で『一つの仕事に注力することで、習熟度が増すので…』といったベトナムの考え方が紹介されていて、その内容についてどこまで自分の意見で使うべきなのか迷いました。この部分かなり拾って書かないといけないとなると、ちょっと内容不足だったかなぁ…と思いますが、まぁ結果を待ってみましょう(^^)/
●口頭(合計3題/10分~15分ほど)
口頭試験は午後の開催で、待ち時間が結構ありましたが、1つの部屋に4ブースほど机が分けられていて、入室した順に各ブースで先生と1対1で面接が始まる…といったセッティングでした。周りの受験生の答えている様子が見えるのと、軽く声も聞こえてくるので、どうなるかなと思いましたが、始まってみるとあまり気にならなかったかな、という印象です。
第1パートは自己紹介と簡単な質疑応答でした。これはまぁ標準的な内容で、ベトナム人とベトナム語で話していればままあるシチュエーションになるかな、と思います。
第2パートは今回あったかどうか全く思い出せないのですが、第1パートの延長線上で何か聞かれたような…気がします。笑 本来は2つの選択肢が提示されて、どちらが良いか自分の意見を述べるタイプのものだったと思うのですが。。。
第3パートはあるテーマについて語り、質疑応答するもので、今回のテーマは『温室効果』、所謂温暖化絡みの問題でした。準備時間少し与えられたものの、ボーっとしてしまい、組み立てはボロボロでしたが、とりあえず意見を言って質疑応答はしたので、こちらも結果待ちということで…(/・ω・)/
3.試験を終えての感想
ということで、つらつら書いてしまいましたが、今回受験してみて、課題がたくさん見つかりました。ベトナム語もまだまだですね。。。
来年はもっと多くハノイに滞在する予定を立てているので、その間に再受験して、より上のレベルを目指していきたいと思います!
結果は終了後5営業日以内に公開されるようですが、割と早く回によっては土曜日開催で週明けの火曜日には結果が開示されていることもありました。しかも、全員分一覧で大公開です。笑
ギリギリ年内公開もあるかもしれませんが、まぁ年末年始ですし、大学の皆さんには無理のない範囲で順次公開して頂ければと思います。
それでは、みなさん、よいお年をお迎えください!



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