よく使われる漢越語50①

こんにちは!Mayutaです(^^)/

年度末は繁忙期でして、3月に入ってあたふたとあっという間に1か月が過ぎてしまいました。。その間ミャンマー語検定を受けたり、色々あったのですが、また時間あるときにまとめておこうかと思います。

その他の企画も計画倒れしないように、可能なペースで頑張ります( ;∀;)

実用ベトナム語技能検定試験の申込開始になりましたね!今回管理人も2級をもう一度受けたいと思い、早速申し込みをしました📝

その前の週にミャンマー語検定試験の次の級が控えているので、そっちにも時間を割かなければですが、前回よりも得点アップ(前回は超ギリギリ☛過去の投稿『ベトナム語学習方法の振り返り~実用ベトナム語検定2級・3級の結果通知に際して~』)を目標にしたいと思います(180点くらいを狙いたい)。

ベトナム語検定では、5級ないし4級以降、語彙問題で漢越語を知っていると選択肢の消込が楽になることが非常に多いです。先ほどベトナム語の資料を見ていたらYếu tố Hán Việt Thông dụng(常用漢越要素)というリストを見つけてしまったので、これも連載企画として…頑張って投稿したいと思います。

では、行ってみます(^^)/

※日本語同様同じ読み方で違う漢字にあたっていることや、漢字に紐づかないケースもありますので、あくまで可能性の一つとしてとらえてみてください。

●常用漢越文字その110/50

(出典:Ngữ Văn 6 Tập 2 巻末資料_Nhà Xuất Bản Đại Học Sư Phạm TP Hồ Chí Minh)

  1. Bào
  2. Cải
  3. Chí
  4. Chiến
  5. Cổ
  6. Công
  7. Du
  8. Đoạn
  9. Đồng
  10. Động

 1つ目がいきなり厳ついですが、【胞】の漢字に対応しています。

 tế bào【細胞】に始まり、同じ系統のđơn bào【単胞】 đa bào【多胞】の他、đồng bào【同胞】としても使われています。

 言うほど常用かな?という漢字もしますが、組み合わせで使われている別の要素と併せて覚えてしまいましょう(^^)/

 元のリストには載っていませんでしたが、báo【報】も検定序盤から「新聞」として登場する頻出の漢越語になるかと思います。読み方は「ホウ」に近い音となっている点にも注目してみると、今後の学習に役立つと思います(^^)/

 続きまして、【改】の漢字に対応しているcảiです。この文字はthay đổi, sửa đổiの意味を含む文字として認識されているようです。

 この要素を含む主だった単語では、cải thiện【改善】、cải cách【改革】、cải tạo【改造】あたりで、日本語感覚でも理解しやすく、意味も近しいものと言えます。

 そのほか、cải biến【改変】「改変する、改革する」、cải chính【改正】「訂正する、正す」、cải tiến【改進】「進歩させる、改良する」、cải tổ【改組】「組織再編する」、 cải trang【改装】「変装する」などが挙げられています。

 いずれも、「変える」という意味を含む言葉ですね(^^)/

 ちなみに、漢越語は日本人にとって覚えやすい一方で、やはり硬い印象のある言葉のようで、「変える」の意味ではthay đổi, sửa đổiといった語彙のほうが、やはりよく使われるのではないかなと思います。

 続きまして、【至】の漢字に対応しているchíです。これも割と珍しいというか、ベトナム語検定ではあまり見たことないかもしれません…thậm chí【甚至】「~でさえ、~してまで」とかであったかな、くらいでしょうか。

 chí【至】にはnhất,rất,hết sứcの意味を持つ要素として認識されているようです。「1番」や「すごい」という、程度の高さを表す言葉ということですね。thậm chíに関しても「え、そんなことまでするの?」とった、極端な事例を提示する用法と考えられますね。

 代表的な単語としてchí cao【至高】「至高」、chí lý【至理】「非常に論理的な、理にかなった」、chí hiếu【至孝】「非常に孝行な」、chí hiền【至賢】「この上なく優しい」、chí công vô tư【至公無私】「公平無私の、私心がなく公平な」、chí tình【至情】「真心のこもった」などが挙げられています。

 日本語目線だとhạ chí【夏至】、đông chí【冬至】が一番馴染みがあるでしょうか。ちなみにđồng chíになれば【同志】となり、こちらのchíは試験などでもよく出てくるタイプになりそうです(ý chí【意志】など)。

 4つ目は【戦】の漢字に対応しているchiếnです。これはベトナム語検定でもよく出ていそうな印象。

 chiến【戦】にはchiến đấu【戦闘】、chiến tranh【戦争】の意味が付与されているものと捉えられているようです。

 元のリストではものすごい勢いで語彙が列挙されていますが、ベトナム語検定で出てきそうかな、という語彙としてはchiến lược【戦略】「戦略、戦略的な」、chiến thuật【戦術】「戦術、戦術上の」の他、chiến dịch【戦役】「戦役、キャンペーン、運動」もありうるかもしれません。

 

 続きまして、【古】の漢字に対応しているcổです。これも日本語感覚でストレートに理解しやすい語彙になると思います。

 代表的な例として、cổ tích【古跡】「遺跡、旧跡」,cổ truyền【古伝】「伝来の、古来の、古くから伝わる」,khảo cổ【考古】「考古学の」, cổ đại【古代】などが挙げられます。

 6つ目は【公】の漢字に対応している説明となっています。chung「共通の、一般の」またはkhông thiên vị「偏っていない」というイメージとして理解されているとのことです。

 前者の代表的な例として、công an【公安】、công bố【公佈】「公表する、公布する」、công chúng【公衆】「講習、一般視聴者」、công dân【公民】、công khai【公開】「公然と、公に、公開する」、công lập【公立】「公立の」などが挙げられます。

 後者の例としては、công bằng【公平】「公平な」、công minh【公明】「公明正大な」といった語彙があるようです。

 côngに関してはその他にも【工】や【功】がありますが、いずれも「コウ」である点、覚えておくと役に立つかもしれません(^^)

 7つ目は【遊】の漢字に対応しているduです。ベトナム語を始めたばかりの頃に、南の発音の方が日本語の音に似ているケースが多いなぁ、と調べてみたことがありますが、その時は【游】の字で紹介されている書籍があったような…ベトナム語のイメージも、文字通り(?)đi chơiになっていました。

 とはいえ、実際のイメージは「(長距離でいろいろな場所を含む)移動」にあるのではないかな、と思います。

 実際に例を見てみても、du lịch【遊歴】「旅行する」、du học【遊学】「留学する」、du khách【旅客】「旅行客」、du ngoạn【遊玩】「景観を眺めて歩く」、du thuyền【遊船】「ヨットに乗る」、mộng du【夢遊】「夢遊病」、ngao du【遨遊】「あたりをぶらつく」などが挙げられており、全て「あちこち移動する」ことにつながっているかと思います。留学は決して遊びじゃ…(/・ω・)/

 8つ目も心なしか音が日本語と似ていますが、【断】の漢字に対応しているđoạnです。ベトナム語のイメージもcắt「切る」、hết「終わる、無くなる」、chấm dứt「止める」ということで、日本語と似たイメージを持っていますね。

 代表例としてはđoạn tuyệt【断絶】「断絶する、絶交する」、đoạn tầng【断層】「断層」、đoạn trường【断腸】「ひどく痛む」といったものが挙げられています。

 「断腸の思い」で使われる【断腸】まで同じとなると、こちらは中国語由来なんでしょうか。ちょっと想像しただけでも痛いです…(;´Д`)

 đoạnには【段】が、đoànは【団】がある点はこれまでの項目と同様、全て「ダン」と読めますね。今回その他に、同音異字ならぬ、同字異音(?)として、phán đoán【判断】のđoán【断】がありますね。こちらは「予想する」というイメージになっており、「切る」とか「断つ」とは違うものになっているようです。

 9つ目は1つ目の項目の説明で登場しました、【同】の漢字に対応しているđồngです。”đông”の文字列は声調が変わって違う意味になるケース、同じ声調でもいくつか意味があるケースなどがあり、間違い易い語彙の1つかなぁと個人的には思います。丁度10つ目も声調違いです。

 今回のđồngのベトナム語のイメージは日本語”同”様、cùng「一緒に」、giống nhau「互いに同じ」となるようです。

 代表例として、đồng nghiệp【同業】「同僚、同業者」、đồng hương【同郷】「同郷、同郷の」、đồng phục【同服】「制服」bất đồng【不同】「不一致の、不均衡な」、tương đồng【相同】「似ている、類似した、相同じ」といったものが挙げられています。

 

 本日ラストは【動】の漢字に対応しているđộngです。これも熟語としての組み合わせ非常に多いかなと思います。ベトナム語でも、cử động【挙動】「挙動、動く」、chuyển động【転動】「揺らす、動かす、移動する」のイメージということで、漢字そのままの意味を伴っていますね。

 代表例としてđộng vật【動物】、hành động【行動】「行動する、行動、行為」、hoạt động【活動】「活動する、稼働する、活動」、năng động【能動】「ダイナミックな、能動的な、活発な」、động tĩnh【動静】「物音、物事の動き」などの他、động lực【動力】「動力、推進力」、động cơ【動機】「エンジン、動機、意欲」など、日本語の語彙としてもお馴染みの単語が並んでいます。

 ベトナム語検定の問題でđộng viên【動員】という語彙が問われた問題があった記憶があります。これは「動員する」というそのままの意味もありつつ、試験では「励ます、激励する」の意味で使われている、初見では選択肢から除いてしまいそうな意味で使われているケースでした。

 ということで、漢越語は覚えやすい一方で、このように日本語の漢字語彙とは異なる(或いは、古い使い方で今はもう使われなくなった意味で使われ続けている)ケースもありますので、注意が必要ですね(^^)/

 如何だったでしょうか(^^)/ リストには50個分並んでいましたので、一旦そちらの内容参考に、コメント入れつつご紹介できればと思います。

 それでは、またお会いしましょう(^^♪

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