【教材レビュー_ベトナム語】レベルアップ中級ベトナム語

こんばんは!Mayutaです(^^)/

先週ベトナム語の新しい教材が発売されていたので、早速チェックしてみました!

ざっと見た感じレイアウトや内容が好みな感じだったので、khấp khởiしながら購入し読み始めました!

それでは早速…(^^♪

  1. 教材概要
  2. お薦めポイント
  3. 良さそうな学習開始レベル

1.教材概要

 書籍の一番後ろには2024年2月20日第一版発行とありますが、大体それより早く書店に並ぶことも多いのは何故なんでしょう…?ということで、発売したてほやほやの教材です(^^)/

https://amzn.to/42BiATU

 「はじめに」に『ある言語で円滑に意思疎通を行うには、その言語を学ぶことと、その国の文化について積極的に知ろうとする姿勢を切り離すことは出来ません。』とありますが、本書は日本とベトナムの文化・生活習慣の違い、民間伝承や宗教観、歴史や芸術といった内容を含み、全12課で構成されています。

 本文の内容もさることながら、コラムも読んでいて面白い内容でした。丁度去年の9月頃にハノイに滞在していて、「アオニ―姫」の話題を耳にしましたが、そんな背景のあるお話だったんだ!と初めて知りました。

 語彙リストは本文、文法解説、練習問題に出てくる語彙から構成されているようです。

 各章5つずつ本文にかかわる文法・語法などが解説されています。初級レベルの文法と重複するところもありますが、例文も多く、また、似ている文法の比較などもされていて、違った角度から勉強になりそうです!(^^)!

 音声はネット経由で視聴・ダウンロード可能で、北部発音でかなりゆっくりと話してくれています。

2.お薦めポイント

 以下、管理人の独断と偏見によるお薦めポイントです!

  1. 会話形式ではない説明文形式の長文に触れることができる
  2. 内容一致、語彙問題、文法問題が豊富

1.会話形式ではない説明文形式の長文に触れることができる 

 まず、本書は基本的に『読解力』を鍛えるための教材と捉えたほうがよさそうです。文法の網羅性や単語帳的な使い方を想定すると、少し期待値からずれてしまうかと思います。文法項目は目次のページでそれぞれ見出しとして出ていますので、Amazonのプレビューで目次を確認してから購入を検討されるといいと思います!

 『中級』として発売されているベトナム語レッスン中級と比べると、説明文形式の長文になりますので、実用ベトナム語検定等の長文パートの練習として使ってみることも出来ると思います。また、内容面でも、留学時の生活を軸にした会話形式のベトナム語レッスン中級に対し、各章完結で個別のテーマについて書かれており、ベトナムの文化的側面に触れられる点も良い点だと思います。

 これまで長文レベルでベトナム語にトライした経験がない方、雑誌や新聞となると少し敷居が高いな…と感じられている方にはちょうどいいレベル感でないかなと思います!

2. 内容一致、語彙問題、文法問題が豊富

 各章で練習問題が設けられており、最後に総合復習問題もあります。腕試しにこの問題だけ解いて、知らなかった文法解説の部分を見る、という使い方もアリかなと思います。ベトナム語は英語や中国語などに比べてまだまだ教材が少ないので、こうした問題が増えてくれるのはありがたいことです…(^^♪

3.良さそうな学習開始レベル

 ざっくりとですが、実用ベトナム語検定5級、ないし4級レベルに挑戦されたい方で、時間的に余裕がある方は取り組んでみると良いと思います。試験ですので、やはり過去問の方が対策としては直結しますが、実用ベトナム語検定の過去問は解説が皆無(やっとリスニングのスクリプトがついたくらい)なので、1人で学ぶにはストレスになる部分も多いと思います。

 本書は長文毎に本文中で肝になる文法解説、語彙や本文の日本語訳もついていますので、過去問に取り組む前に1冊やってみる、という使い方が良いのではないかなと思います。

 逆に、試験はガシガシ勉強して2級や3級までは取ったけど、文化的なことあんまり知らないな、という方が読んでみても面白いと思います。実用ベトナム語検定の長文は、新聞や雑誌からの出題も多く、科学や社会問題なども含まれていることから、内容が必ずしもベトナムのこととは限らず、本書で挙げられているような話は、あまり馴染みがないかもしれません。ベトナム語を復習しつつ、楽しむ1冊、くらいの使い方ができるかなと思います!これ自体が会話のネタとしても使えると思いますので。

それでは(^^)/

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