こんばんは!
Mayutaです(^^)/
今年から語学教育に携わるお仕事に変わったのですが、さっそく色々とやることが出てきているものの、四六時中語学のことを考えられるのは楽しい限りです(^^)
ベトナムにいた半年間の間でも「ベトナム人は忖度してくれないから、ベトナム語で言ってもなかなか伝わらない」という日本人の方の話を聞いたことがあったのですが、今日本屋さんで見かけたテキストに「ベトナム人は忖度してくれないので、発音は正確にしなければ」という説明の書いてあるものを見かけました。
そういう風に嘆く日本人が多いのと、たぶんその当時「忖度」という言葉が流行っていたので、敢えて書いてあるだけかなぁ…と思ったのですが、その後に続いて「日本人は外国人の日本語の発音が多少違っても、忖度して理解することができる」という主旨の説明が…(; ・`д・´)
正しい発音の重要性を伝えたい気持ちは理解するのですが、この説明はちょっと言いすぎだなぁと感じました。
「忖度」云々ではなくて、「外国人慣れ」の問題かと思います。
外国人と接する機会があり、かつ、外国人の発音やトーンの間違いについて、一定の経験がある場合にのみ、補正して理解することができるのだと思います。
そうした発音とトーンへの「忖度」の能力でベトナム人と日本人の間に差があるとは思えません。必死に聴いて理解しようとしてくれる人はどちらの国にも一定数はいますが、それでも理解できないことがあるのは、単に経験があるかないかの違いだけでしょう。
ネイティブは全く言っていることが理解できないけど、日本人同士は日本人の英語が理解できる、というケースなどは、単に日本人同士では日本人英語を聞きなれているだけで、そのネイティブの人に「忖度」する能力がない、というわけではないでしょう。
とはいえ、依然として「声調が大事」という事実は変わりませんので、ベトナム語や中国語、タイ語、広東語(ミャンマー語も)等の言語を学ぶ際は、しっかりと発音の基礎を身に着けることが重要です(^^)/
それではまた!
